5/25更新 おそ松さん同人即売会におけるマタニティマークパロディ問題のまとめ

5/25 全面的に内容を更新しました。

また、内容をふたつに切り分けるべきとのご意見を重く受け止め、こちらでは「マタニティマークパロディ缶バッジを頒布した事件」を取り上げます。マークの重要性等は別な記事に纏めました。

これまで多くのご指摘やご意見をありがとうございました。大変参考になり、当記事の正確さを上げる手助けになりました。

また、正直身が持たないので……と言うと雑な言い方になって申し訳ないんですが、個別のご対応は控えさせていただきますので、ご了承ください。

 

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最近非常に残念な事件が起きました。
本件のまとめとしてご覧戴けるように内容を纏めましたが、情報抜けや新たな情報があれば随時更新していきます。

 

これはおそ松さんの二次創作で起きた事件ですが、あらゆる作品全てで起こり得る、恐ろしい事件です。
自分達が出来る対応を終えた今、我々に出来ることはこのような人間がいるという注意喚起のみ。

「また松か」「これだから松は」「頭がお粗末さん」……周囲から言われるのはもううんざりです。松を好きな方々の意識を変えることが必要です。

注意喚起を促し、そして危機的な意識を持っていただきたいと思い、本件をまとめた記事を作成しました。


※問題があれば逐一削除や改訂をしていきます。なるべく冷静に努めていますが、私自身も人間なので至らぬ点はあると思います。

※ツイート使用等について問題があればご連絡ください。

※一部画像は有志によるまとめからお借りしていました、が順次差し替え対応しています。他にソースとして提示出来るものをご存知の方がいらっしゃいましたらお教えください。


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今回問題になっているのは、『立体物』かつ『公共マーク』のパロディとして頒布された缶バッジです。
先日開催された家宝(注:おそ松さん同人誌即売会イベントの名称です。本件で問題になっているのは5月4日開催のものです)にて、マタニティマークのパロディとして缶バッジを頒布されました。

当該缶バッジの画像で著作権法にかからないものの提示が出来なかったため画像を取り下げております。
そのため文章での説明となりますがご了承ください。

缶バッジは中央にハートのマーク、 右側にそれぞれ、おそ松さんのキャラクター、『カラ松』と『一松』がおり、左手で隣のキャラクターを支えるように伸ばしています。(注:青い服を着ているのがカラ松、紫色が一松です。当該缶バッジではどちらかひとりが描かれています)
左側は、先日新規グッズも販売されたばかりの『松犬(松の六つ子をイメージした、体が球体に近い形をした犬)』をモチーフにしたキャラクターのようなものが描かれていました。(注:こちらも確認した限り、カラ松がモチーフの犬か、一松の犬どちらかが描かれています)

キャラクターの下には『イッヌを育てています』と言う文章があり、マタニティマークをイメージした、パロディしたものであることは一見して明らかです。また、本人もpixiv等で『マタニティマークのパロディである』と言うことを明言しています。
(こちらの発言については提示できる画像ソースなどを現在探しています)

 

これに、一部の方から疑問の声が上がることとなります。

マタニティマークのパロディをすることにより、本当にマタニティマークが必要な妊婦さんへの悪影響があるのでは?」

それに対して本人は

 

たまに頭良くなさそうな自治厨に絡まれるんだけど、わたしはわたしの認めたものと司法にしか従わないので、わたしを従わせたければ訴状か逮捕状でも持って来いやって話

 

※松用のアカウントではなく、本来のアカウントの方でこのように発言していた模様。批判の声自体は少しずつ上がっており、また、悪意あるまとめ記事がひとつある状態でした。
※同じく画像の提示が出来なかったため取り下げました。現在過去ツイート検索等で明確なソースを検索中です。

 

『頭のよく無さそうな自治厨』と相手を非難した上で、『自分の認めたものと司法にしか従わない』と言っています。


その後もリプライ、DMでの周囲からの説得を完全に無視し、そのままイベント当日に頒布を強行。
当日、実際の即売イベントや本人の様子など、詳細は分かっていませんが、目撃情報から『お品書きには缶バッジは記載されておらず、事件を知っている人でも止めに行くことは難しかった』こと、また『本人は缶バッジを身につけて使用して欲しいと言い頒布していた』ことが判明しています。

 

そしてこれを知ったユーザーが5月4日夜、Twitterにてこの件を問題定義し、松や松以外のユーザーを巻き込み、問題が大きく取り上げられました。

 

本人はこれについて

今回のノベルティが問題だ、と仰る方がいらっしゃいましたが、当日朝に赤豚(※下記で説明)さんより

「確認したが、禁止事項にパロディを想定したものがなく、頒布は問題ない」

「権利者から禁止されれば従うべきだが、それは他の作品も同じ」

「つまり他のグッズサークルと同じ扱いです」

と回答・許可頂いたので頒布しています

 ※5月4日付のツイート。該当ツイートを探しましたが見つからなくなっていました。現在確認できるのは、出回っている画像のみです。

 

と説明しています。文中の赤豚とは『赤ブーブー通信社』と言う、即売会イベントを仕切っていた会社です。
彼女が許可を取らなければいけないのは、即売会イベントの大元である赤ブーブー通信社ではなく、マタニティマークの制作・配布をしている厚生労働省であり、これも不適切だったのでは、とさらに疑問を呈されることとなってしまいました。

 

その後も問題は大きく取り上げられ続け、ついに5月6日

と頒布者ナルセ様本人からの謝罪の言葉がツイートされることとなりました。


しかしながら、缶バッジの『使用を控える』ようには書かれているものの、『自主回収』などには全く触れられておらず、本人はその後今まで沈黙を続けている状態です。

確かに限られた数だったかも知れない。しかし、相当数が誰かの手に渡っていることは間違いないと思われます。

 

今回のモチーフはマタニティマーク、つまり公共マークです。

今後二次被害が出ないとも言い切れない以上、私としてはあらゆるリスクを考えて、(困難かとは思われますが)自主回収までの対応を願っております。
また、本件についてのアナウンスが行われてから今まで、本人が再び沈黙していることは非常に多くの疑念を生むと考えられるため、改めてのアナウンスや、pixivでの回収呼びかけなど、今出来ることを全て対応いただきたいと言うのが本音です。
刑事責任を追及する声や、社会的制裁を加えるべきと言う声もあります。反対に、既に謝罪を述べているのだから終わりでいいだろうと言う方もいます。
私も謝罪そのものは間違いではないと思いますし、それは理解を示すべきだと考えています。ただ、使用中止を強く訴えていなかった以上二次被害を防げているとは言い難いと考えます。

 

この件に付いては本人のTwitterへ多くの意見が寄せられておりますが、くれぐれも罵詈雑言、個人攻撃などはお止めください。

悪いことをしたから叩いていい、と言うわけではありません。速やかな対応を願っているだけです。

 

また、本件における公共マーク・マタニティマークのパロディ、立体物を作ることによる危険性につきましては別な記事でご説明させていただきます。

 

http://dabemi-ss.hateblo.jp/entry/2018/05/25/125325

関連:二次創作における公共マークのパロディについて