好きな二次元の男性は、クズでした。(葉隠編)
ああ、悲しきクズの世界。
それでも地球は回るし、私の好みが変わることもなければ、キミのクズな部分が変わることなんて億が一にもあり得なくて、だからこそ心地がよいこの世界。
だってどうやったってキミはクズでしかないのです。
ごめんね、クズという言葉でしか表現が出来なくて、本当にごめん。
でも事実だからさ。言わせてくれよ。それでも愛してるんだと。
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二次元における私の好きな男性は、悲しいけれどこう言うしかなくて、とにかくクズです。
「え?じゃあどういう人達なの?」と言う方もいらっしゃるでしょうから、名前を挙げてみましょう。
○足立 透(ペルソナ4/4G)
○松野 チョロ松(おそ松さん)
うん、原作でクズ扱いされてる人達だ……。
もっと言えば一番下はクズ×6じゃねーかって話なんですが、そこは堪えて。
最近だと他にも、鬼滅の刃の善逸とか、妖怪だとウィスパーとか、色々まあいるんですが、まず3人挙げろと言われたらこの人達だし、一番を尋ねられたら「葉隠君ですね!!」とさわやか三組よりも爽やかな笑顔で答えるでしょう。
しかしね、残念ながら現実は非情。彼らは群を抜いてやばい人達なのです。
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じゃあ、いったい何がヤバいのか?と言う話になると思います。作品のネタバレ等々もありますが、今回は敢えてネタバレ等への配慮は一切せずにお伝えします。
その方が伝わるかなと思うからです。勿論、問題ならば削除はします。
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はがくれ やすひろ君です。
ダンガンロンパをご存じない方もいると思うのでざっくりと説明すると、ものすごい才能を持った【超高校級】と呼ばれる学生が集まる学園で、集められた15人の男女がヤバそうなクマ(CVのぶ代)に殺し合いを要求される……と言うアクション要素の入ったノベルゲー。
人数が15人?覚えらんねーよ!と思いきや、結構簡単に人数が減ります……悲しい。何より【超高校級】と言う肩書きのおかげで割と覚えやすいです。
ではそんな中、この葉隠君はいったいどんな奴なのかと申し上げますと、
○肩書きは【超高校級の占い師】
【どんなことでも】【必ず】【3割の確率で当たる】と言う、インスピレーション占いが特技です。つまりカンですね。(カンって言うな!かっこわりーべ!と本人は言ってますが)
○借金膨大、貯金も膨大?
前述のインスピレーション占いは、当たる時はまるで未来予知のごとく内容が一字一句違わず必ず当たるものの、その肝心の的中率自体は本人曰く「20%から30%の確率」と、割とブレブレです。
そんなもんだから、勿論外れた時の占われた側の心情はとんでもなく、彼は多くの訴訟と裁判を抱えています。まあ自業自得な面もあるのですが。
そのくせ貯金があるっぽいようなことも口にしたり、自分のオーパーツコレクションを充実させたいと願っています。
○金のためなら少女も脅す
彼の顧客は相当数いるようですが、その内の一人が金を持っていたため、どうやら何かしらの良からぬことを吹き込んでお金を騙し取ったようです。
彼にとっての悪夢の始まりは、その相手がまさかのヤクザの娘だったこと。
ヤクザから金を返せと追われ続け、高校在学中もあちこち逃げ回った結果、学園に超高校級として招かれた時点で葉隠君は二十歳の高校生になっていました。
つまり3ダブだべ!
あー、うん。
かっこよくないぞ、葉隠。
しかし彼のヤバさはこれだけではありませんでした。
○基本的にずっと危機感が無い
ダンガンロンパを知らない人でもなぜか知っている名言、
「模擬刀の先制攻撃だべ!」
に始まり、死んでいるかもしれないと思われていたが無事だった仲間を「足のある新種の幽霊」と言ってみたり、脱出地点の探索中に見つかったニワトリに「ニワトリはかわいいべ!」と和んでみたり。
ブレない男であると同時に、ストーリー上どうしても人数が少なくなっていく中の清涼剤になるのですが、いざアクションパートが始まると途端に邪魔になったりします。まあ、葉隠は論破要員だからな……。
ちなみに本人は至って真面目です。最初から最後まで本気で生きようとしています。ボケる気も全くありません。そしてそれがいい。
○自分>(越えられない壁)>他人
ラスボスであり、みんなが殺し合いをするきっかけとなった黒幕が現れた時、彼は
「何でもするから助けてくれって!!」
と泣きつきます。……おい。みんなで脱出するんじゃなかったのか。
また、主人公を扱って行う交流(通信簿と呼ばれているシステムで、好感度を上げると相手のパーソナリティが知れると言うもの)で仲を深めると、
「フライングフィッシュの捕まえ方を今度教えに行く」と豪語
「今度俺が行くセミナーに一緒に来てほしい」→(主人公が承諾した後)「よし、ノルマ達成、と……」
「借金を返したいから内臓を売らせてほしい」「内臓がダメなら国籍でもいいから!」
↑を断られて「困ってたら助けるのが友達だろ!?」とまさかの逆ギレ
と、知れば知るほど株が下がっていくとんでもない人格の持ち主であることが明らかになります。
しかも厄介なのは、これらの性質は本編では一切明かされないと言うこと。ちょっと面白い論破されおじさんだと思ったらとんだサイコパスだったべ……。
○死と言う概念が通用しない
葉隠 康比呂は死にません。
未プレイの方は、プレイ前にこれだけは覚えていってください。覚えておかないと後から猛烈にストレスを覚える可能性があります。
ちなみに葉隠は、ダンガンロンパの体験版・アニメダンガンロンパの予告・ニューダンガンロンパV3の体験版と計3回死にますが、本編では死にません。
その死の運命回避力は凄まじく、アニメで放送されたダンガンロンパ3 未来編1話では、ヘリから撃たれたマシンガンをアニメテイストの足バタバタで全弾回避し、無傷で海に落ち、無傷のまま陸地に戻ってきてサバイバル生活を送ると言うとんでもチートを発揮します。
(なお、サバイバルの見地からも、この時の葉隠君は相当な手練れだと思われています。理由はふたつ。ひとつは「ファイアスターター等の器具無しにすぐに焚き火を作って衣服を乾かしていること」、もうひとつは「即席の道具で魚を釣り上げられるほど釣りに卓越していること」です。ギャグ要素なんだろうがますます葉隠が死ぬ理由が無くなります)
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ここまで見ていただいて、葉隠がいかにヤバくてチートでクズなのかよくよく分かっていただけたと思います。
もしかしたらちょっと伝わってないかも知れませんが、充分にヤバい奴なのです。
文字数がえらいことになったので、いったんここで締めましょう。次回に続くかも?